制作と想い 真下慶治さんと最上川 ― ひとつの川を、生涯かけて描いた画家 山形県には「最上川」という大きな川が流れています。この川だけを、生涯かけて描き続けた画家がいました。洋画家の真下慶治さん(ましも けいじ)です。最上川に立ち続けた画家真下慶治さんは1914年、山形県最上郡戸沢村津谷に生まれました。最上川の景色を描き、晩年まで川べりに立ち続けたと伝えられています。同じ川でも、季節、時間、...
制作と想い 紅花のこと ― 山形が日本一だった「紅」の色 山形県の県花は、紅花(べにばな)です。これは飾りではなく、歴史に根ざした選ばれ方をしています。山形は、日本一の紅花の産地だった江戸時代、最上川の中流にあたる村山地域は、肥えた土と朝霧の立ちやすい気候にめぐまれ、日本一の紅花産地に育ちました。その量は「最上千駄(もがみせんだ)」と呼ばれ、江戸時代後期の最盛期には、全国の紅...