制作と想い 月下老人と赤い糸 ― 見えない縁を、かたちにする 台湾に、縁結びの神様「月下老人(げっかろうじん)」がいます。日本でよく聞く「赤い糸」の話は、この神様に由来します。赤い糸と、婚姻簿月下老人は、唐の時代の物語に登場する老人の神様です。長いひげをたくわえ、右手に杖、左手に「紅線」と呼ばれる赤い糸と、婚姻簿を持っています。この帳簿に書かれた組み合わせにしたがって、赤い糸で二...
制作と想い 関帝のこと ― 武将・関羽が商売の神様になるまで 台湾や香港の街を歩くと、お店や会社の中に、赤い顔で長いひげの神様がまつられているのをよく見ます。関帝(かんてい)、つまり三国志の武将・関羽です。武将が、商売の神様になった関羽は、三国志で知られる武将です。忠義に厚い人物として語り継がれ、のちに道教で神様としてまつられ、関聖帝君・関帝と呼ばれるようになりました。関羽が受け...
制作と想い 媽祖のこと ― 海を渡ってきた女神と、祈りがかたちになること 台湾やアジアの港町を歩くと、「媽祖(まそ)」をまつるお宮によく出会います。海の女神です。わたしは海の近くで育った時間が長く、この神様に惹かれます。一人の女性から、海の守り神へ媽祖は、10世紀ごろの中国・福建省の実在の女性がもとになっている、と伝えられています。名前は林黙娘(りんもうにょう)。地元の船乗りたちが、航海の無...