
会社の周年の節目に飾る絵のご相談を、お受けしています。そのことを考えるたびに、「何十年も続いてきた」ということの重さを思います。調べてみると、日本の会社が長く続くことは、世界から見てもとてもめずらしいことでした。
2026年に節目を迎える会社は、14万5,159社
帝国データバンクの「全国『周年記念企業』調査(2026年)」によると、2026年に創業から10年刻みの節目を迎える会社は、全国で14万5,159社あります(2025年11月時点)。
- 20周年:2万6,663社(いちばん多い)
- 50周年:1万7,939社
- 100周年:2,371社
上場企業も457社がこの年に周年を迎えます。100周年には、豊田自動織機、東レ、集英社、富士急行など、名前を聞けばすぐにわかる会社も並んでいます。節目の年は、大きな会社にも小さな会社にも、10年ごとに同じようにやってきます。
100年以上続く会社は、4万6,708社
同じく帝国データバンクの「全国『老舗企業』分析調査(2025年)」では、創業から100年以上たつ会社は、2025年12月の時点で4万6,708社でした。全体に占める割合は3.11%で、はじめて3%をこえました。前の年(2024年9月時点)は4万5,284社、2.75%でしたから、1年で1,400社ほど増えたことになります。
さらに長い会社もあります。
- 200年以上:1,836社
- 300年以上:905社
- 500年以上:47社
- 1,000年以上:11社
いちばん古いのは、578年創業の金剛組(大阪府)です。聖徳太子に招かれて四天王寺を建てた宮大工が始まりと伝えられ、1,400年以上、お寺や神社を建て続けてきました。
世界の100年企業の、およそ4割が日本に
日経BPコンサルティング「周年事業ラボ」の「世界の長寿企業ランキング」(2020年発表)では、創業100年以上の会社の数で、日本が世界1位でした。
- 100年以上:日本は3万3,076社で、世界全体の41.3%(2位のアメリカは24.4%)
- 200年以上:日本は1,340社で、世界全体の65%(2位のアメリカは11.6%)
世界にある200年企業の、3社に2社が日本の会社ということになります。(帝国データバンクと海外の企業データベースをもとにした2019年の調査で、上の「老舗企業」調査とは時期や数え方がちがうため、社数は同じではありません。)
山形は、老舗の割合が全国でも上位
都道府県別に見ると、100年以上続く会社の割合がいちばん高いのは京都府(5.45%)で、そのあとに、わたしの住む山形県、新潟県が続きます。この3府県は5%をこえています。業種で見ると、清酒をつくる会社は91.9%が100年以上続いています。
酒蔵や旅館、お菓子屋さんなど、山形の町を歩いていると、何代も続くお店の看板によく出会います。あの看板の奥には、それぞれの家族と、働いてきた方たちの長い時間があるのだと思います。
続いてきた時間を、目に見えるものに
10年、50年、100年。数字にすると一行ですが、その間には、創業した方の想いがあり、それを受けついできた人たちがいます。帝国データバンクの数字を見ていると、日本ではこうした会社が特別な例ではなく、町のあちこちにあることがわかります。
わたしは、周年の節目に、その会社が大切にしてきたことを一枚の絵にするお仕事もしています。式典や記念品はその年のうちに終わりますが、絵は、次の10年も受付や社長室の壁にあって、毎日だれかの目に入ります。周年の絵については、周年記念・創業記念のオーダーメイド絵画のページにまとめています。
【参考にした情報・引用元】
帝国データバンク(全国「周年記念企業」調査(2026年))
帝国データバンク(全国「老舗企業」分析調査(2025年))
帝国データバンク(全国「老舗企業」分析調査(2024年))
日経BPコンサルティング 周年事業ラボ(世界の長寿企業ランキング、2020年)
現代ビジネス(金剛組の歴史に関する記事)

