
「ウェルビーイング経営」という言葉を、この数年でよく聞くようになりました。
働く人が、心身ともに満たされた状態で仕事に向かえること。それを大事にする経営の考え方です。
その一部として、オフィスや事業の空間に、アートを置く企業が増えています。
ウェルビーイング経営と、健康経営の違い
健康経営は、企業の側の視点で、従業員の健康を守るための取り組みです。
ウェルビーイング経営は、従業員の側の視点に立ちます。身体的・精神的・社会的に満たされ、いきいきと働ける状態をつくることで、エンゲージメントや生産性を高めようとするものだと説明されています。
2025年度の健康経営優良法人の認定では、取り組みの「成果」がより重視されるようになったと報告されています。かたちだけでなく、実際に人がどう変わったかが問われています。
なぜ「場」が、働く人に作用するのか
近年、オフィスにアートを置くことの影響が、複数の研究で検討されています。
京都工芸繊維大学と株式会社Casieは、高砂熱学工業の協力で、会議室にアートを展示した場合としない場合を比べる共同研究をおこないました。印象評価に380名、生産性の測定に99名が参加しています。生産性は、3桁と2桁が混ざった百マス計算を5分間で解く方法で測られました。
その結果、アートを展示した部屋では生産性に良い影響が出る可能性が示唆されたと報告されています。2023年9月、日本建築学会大会で発表されたものです。
慶應義塾大学文学部の川畑秀明教授は、美術鑑賞がメタ認知やウェルビーイングに与える影響を研究しています。美術鑑賞には、痛みの感じ方をやわらげる働きがあることも報告されています。
研究はまだ数を重ねている途中です。効果を言い切れる段階ではありません。それでも、アートのある場が働く人に何らかの作用を持つ、という方向は見えてきています。

数字で伝わりにくいものを、場に置いておく
事業には、数値で表しやすいものと、表しにくいものがあります。
売上や人数は数えられます。けれど、この会社が何を大切にしているか、どんな未来をつくりたいかは、数字にはなりません。
それを言葉にして共有しても、日々の業務の中では埋もれていきます。目に入る場所に、色と形として置いておくと、忘れにくくなります。
来訪者にとっても同じです。会社案内より先に、壁の一枚がその事業の空気を伝えます。
Mermaid nao の BUSINESS ART について
Mermaid nao では、事業のためのオーダーアート「BUSINESS ART」を制作しています。
経営者や創業者との対話から、創業の原点、理念、届けたい未来、扱いたくない印象などをうかがいます。そこで受け取ったものを、色・形・光に置き換えて、一枚の原画にします。
設置場所や利用範囲に合わせて制作し、額装を含めてお届けしています。流れと料金は、オーダーのページに記載しています。
【参考情報、引用元】
JLL(「ウェルビーイング経営」を実現するオフィス戦略とは?健康経営との関連も解説)
株式会社カラダデザイン(生成AI時代の健康経営・ウェルビーイング経営 2025年最新版)
PR TIMES(アート展示が従業員生産性とリラックス効果の向上に寄与【京都工芸繊維大学との共同研究】)
経済産業省(心と脳の働きから「アートの効用」のエビデンスを捉える 川畑秀明 話題提供資料)
https://www.jll.com/ja-jp/insights/what-is-office-strategy-to-achieve-well-being-management
https://www.karadadesign-management.jp/post/ai-kenkoukeiei-wellbeing
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000040504.html
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/art_economic/pdf/001_09_00.pdf
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