
心から大切に思う人を想い、愛と祈りを込めて描いた一枚です。ひと筆ひと筆に、かけがえのない存在への敬意を込めています。
ダリアの花を、曼荼羅のように描きました。ダリアは、内なる強さや気品、そして感謝の象徴です。
作品に込めた想い
幾重にも重なる花びらと流れる色彩を通して、つながりや想い、あたたかな心を表現しました。
この花曼荼羅が、あなたの大切な人をそっと思い出させてくれますように。そして、あなたの中にある愛を感じるきっかけになりますように。
制作にあたって
この作品は非売品として、今も私の自宅で日々を見守ってくれている一枚です。同じ作品を再びお届けすることはできませんが、パーソナルオーダーアートでは、お一人おひとりとの対話を通して、あなただけの一枚を描かせていただきます。作品のご利用について
この作品にまつわる、読みもの
ダリアという花
この作品で曼荼羅のように描いたのは、ダリアの花です。
ダリアの原産地はメキシコで、メキシコの国花にもなっています。日本には江戸時代の天保年間(1830〜1844年)ごろ、オランダから長崎の出島を通って伝わったといわれています。当時は、花の形が牡丹に似ていることから「天竺牡丹(てんじくぼたん)」と呼ばれ、明治時代になって、英語名から「ダリア」と呼ばれるようになりました。
ひとつの花の中に、たくさんの花びらが幾重にも、規則正しく重なっています。その姿は、まるで自然がつくった曼荼羅のようです。
山形・川西町のダリヤ園
わたしの住む山形県には、ダリアの名所があります。置賜地方の川西町にある「川西ダリヤ園」です。
広い園内に、数百品種ものダリアが植えられ、夏の終わりから秋にかけて、色とりどりの大きな花が咲きそろいます。手のひらより大きな花もあれば、ポンポンのように丸い花もあり、同じダリアでも、形も色も驚くほどさまざまです。
曼荼羅とは
曼荼羅(まんだら)は、古代インドの言葉、サンスクリット語の「マンダラ」に由来し、仏教では、仏さまの世界や悟りの境地を、円や四角を組み合わせた図であらわしたものです。日本でも、密教とともに伝わり、多くのお寺に大切に伝えられています。
中心から外へ、外から中心へ。円を描くように広がる曼荼羅の形は、見る人の目と心を、自然と中心へと導きます。
スイスの精神科医カール・グスタフ・ユングは、自分の心の状態を知るために、毎日のように円い図を描いていたことで知られています。ユングは、円い図には心をまとめ、整える働きがあると考えました。
大切な人を想って描く
この作品は、心から大切に思う人を想い、愛と祈りをこめて描いた一枚です。ひと筆ひと筆に、かけがえのない存在への敬意をこめました。
花びらを一枚ずつ重ねていく時間は、その人のことを想う時間でもありました。大切な人の幸せを願うとき、人の心は自然と、やさしい中心に集まっていくのかもしれません。
【参考にした情報・引用元】
川西町(川西ダリヤ園・ダリアについて)
コトバンク(ダリア/曼荼羅)
C. G. ユング『ユング自伝』

