美輪明宏さんの「正負の法則」と、影を消さないで描くこと

美輪明宏さんの本に『ああ正負の法則』(パルコ出版)があります。わたしが絵を描くときの、ひとつの土台になっている考え方です。

この世は、正と負でできている

美輪さんは、この世は〈正〉と〈負〉で成り立っている、と書いています。マイナスがあれば、必ずどこかにプラスもある。地球は「光と影」でできている、という言い方をされています。

つらい経験をしたとき、それは後で幸せをもたらす要素になりうる。逆に、いいことが続いたあとには、支払いのような時期が来る。振り子のように釣り合っていく、という見方です。

美輪明宏さんは長崎出身の歌手・俳優で、波乱の多い人生を歩んできた人です。その実感から書かれた本だと語られています。

影を消さないで描く

わたしが誰かのために絵を描くとき、その方のいい面だけを取り出して、きれいにまとめようとは考えません。

苦しかった時期や、うまくいかなかった経験も、その方をかたちづくっている一部です。そこを塗りつぶしてしまうと、その方の絵ではなくなります。

光を通したガラス
光と影は、いつも一組で存在しています ― Photo by Mermaid nao

負の時期に、絵ができること

正負の法則が正しいとすれば、負の時期にも、必ずどこかに正の芽があるはずです。ただ、その時期のまん中にいると、それは見えにくいものです。

わたしは、絵がその「見えにくい正の芽」を、目に見えるかたちにしておく道具になれると思っています。壁にかけておけば、しんどい日にも視界に入ります。

Mermaid nao のオーダーアートは、あなたの光と影の両方を含んだ一枚をつくる仕事だと考えています。


【参考にした情報・引用元】

パルコ出版(ああ正負の法則)
婦人公論.jp(美輪明宏さん「この世は〈正負の法則〉で成り立ち、マイナスがあれば、必ずプラスもある」)
松岡正剛の千夜千冊 530夜(『ああ正負の法則』美輪明宏さん)


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