
『誰に何て思われていようとさ 自分の人生や毎日の中で 自分が幸せだと思える瞬間があるならさ それはもう人生の勝利者なんだよ』
本当の幸せは、結果や成功によって決まるものではありません。誰かと比べることではなく、「いま、この瞬間に自分が幸せだと感じられること」の中にある。見るたびに、「幸せはすでにここにある」と、心がほっとあたたかくなるように願いながら描きました。
作品に込めた想い
人生の恐れを手放し、自己信頼を高め、自分にとっての真の幸せを手に入れたい方へ。
このアートは、その大切なことを思い出すための祈りとして描いています。
コンセプト・背景
「恐れを手放し、自己信頼を育むこと」をテーマにした作品です。私たちはしばしば、まだ起きていない未来に不安を抱き、直感に従った行動を途中で止めてしまいます。けれども本当の幸せは結果によって決まるものではなく、「いま、自分が幸せだと感じる瞬間」に宿るのだと思います。誰かと比べる必要はなく、その瞬間を味わえる人こそ、すでに人生の勝利者なのです。
技法・色・視覚表現
幾重にも色を重ね、刷り込むようなタッチで画面を構成しました。青や緑を基調にしながら、黄色や赤、紫を差し込み、光と影が交錯するような奥行きを表現しています。意図的に具体的な形を排除し、ご覧くださる方それぞれが心の奥に眠る感情や記憶と結びつけられるようにしました。
制作にあたって
この作品を前にした方が、自分の内側にあるまっすぐな思いを信じ、不安に揺らがずに歩みを進められるように。未来の結果をコントロールしようとせず、直感から生まれる行動を信じていいのだというメッセージを込めました。
作品の中に「恐れを超えた光」を見出し、自分自身を信じる勇気を思い出すきっかけになることを願っています。
同じ作品を再びお届けすることはできませんが、パーソナルオーダーアートでは、お一人おひとりとの対話を通して、あなただけの一枚を描かせていただきます。作品のご利用について
この作品にまつわる、読みもの
水面を描き続けた画家
この作品《みなものみちしるべ(水面の道標)》では、青や緑を基調に、黄色や赤、紫を差しこみ、光と影が交わる水面のような奥行きを描きました。
水面の光を描き続けた画家として知られるのが、フランスの印象派の画家クロード・モネです。モネは、パリ郊外のジヴェルニーの自宅に池のある庭をつくり、晩年まで30年近くにわたって、池に浮かぶ睡蓮と、水面にうつる空や光を描き続けました。「睡蓮」の連作は、約250点にのぼるといわれています。
パリのオランジュリー美術館には、モネの大きな《睡蓮》が、楕円形の二つの部屋の壁をぐるりと囲むように展示されています。モネは、この作品が、見る人の心を静める場所になることを願っていたと伝えられています。
形のない光を描く
モネの睡蓮の絵は、晩年になるほど、はっきりした形がなくなり、色と光だけが画面にゆらめくようになっていきました。
この作品でも、あえて具体的な形は描いていません。水面は、空をうつし、光をうつし、のぞきこむ人の顔もうつします。形のないものだからこそ、見る人それぞれが、自分の姿や想いを重ねることができるのだと思います。
水面に浮かぶ、道しるべ
昔、船で川や海を行く人たちは、水面に立てた目印や、岸の灯り、星の位置をたよりに、進む道を確かめてきました。
わたしの住む山形を流れる最上川でも、江戸時代には、米や紅花を積んだ舟が行き来し、酒田の港から、北前船で遠くの町へと運ばれていきました。水の上の道は、人と人、町と町をつなぐ道でもあったのです。
あなたの道しるべ
迷ったとき、どちらへ進めばいいかわからないとき。答えは、遠くではなく、静かな水面のような、あなたの心の中にうつっているのかもしれません。
この絵が、あなたの進む道を照らす、小さな道しるべになれたらうれしいです。
【参考にした情報・引用元】
オランジュリー美術館(Claude Monet, Les Nymphéas)
帝国データバンク山形支店(山形県「老舗企業」分析調査(2024年)/最上川舟運・北前船について)

