
山形県舟形町から出土した土偶に、「縄文の女神」があります。国宝に指定されている土偶で、わたしが山形の「かたちの美しさ」を考えるときの原点のひとつです。
4500年前の、45センチ
この土偶は、舟形町の西ノ前遺跡で見つかりました。縄文時代の中期、いまからおよそ4500年前のものです。
高さは45センチ。土偶としては日本最大級です。日本の土偶は、わざと壊された状態で見つかることが多いのですが、これはほぼ完全なかたちで復元できた、めずらしい一体です。色はうっすらと赤みがかった褐色をしています。
2012年9月6日に国宝に指定されました。山形県では6件目の国宝、土偶の国宝としては日本で4件目です。
用途はわからない、でも美しい
縄文の女神が何のためにつくられたのか、はっきりしたことはわかっていません。安産や豊かさを願うもの、という説があります。
ただ、用途がわからなくても、かたちの美しさは伝わってきます。細く絞られた腰、左右に張り出した部分、すっと立つ姿。装飾を削って、いる線だけを残したような造形です。近代の彫刻と並べても違和感がありません。

この土地には、古い美意識がある
実物は山形県立博物館に展示されています。舟形町の西ノ前遺跡は公園として整備され、中央に女神の像が立っています。
わたしはこの土偶を見るたびに、山形という土地には、ずいぶん古くから「かたちを整える」感覚があったのだと感じます。何千年も前の人が、実用だけでなく、美しさのために手を動かしていた。
その延長線上に、いまの自分の制作もある。そう思うと、一枚を描く手つきが少し変わります。
Mermaid nao のオーダーアートも、余分をそぎ落として、あなたに必要な線を残すことを大事にしています。
【参考にした情報・引用元】
山形県立博物館(国宝「縄文の女神」)
山形県(縄文の女神)
舟形町(縄文の女神とは)
ウィキペディア(縄文の女神)
https://www.yamagata-museum.jp/treasures/jomon-no-megami
https://www.pref.yamagata.jp/020077/bunkyo/bunka/bunkazai/bunkazainewstop/dogu.html
https://www.town.funagata.yamagata.jp/megami/010/20210830143010.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/縄文の女神
関連記事

