安野光雅さんと、弱い色の強さ

絵本作家の安野光雅さん(あんの みつまさ)は、淡い水彩で、静かで、細部まで描き込まれた絵を残した人です。わたしが色を抑えることを考えるとき、思い出す作家です。

42歳での絵本デビュー

安野光雅さんは1926年、島根県津和野町に生まれました。戦後、小学校の代用教員を経て、1950年に美術教師として上京します。教師をしながら本の装丁や教科書の仕事を続け、35歳で教師を辞めて絵で自立しました。

最初の絵本『ふしぎなえ』を出したのは1968年、42歳のときです。決して早いデビューではありません。長く手を動かし続けた先に、絵本という仕事が見つかった人です。

派手な色を、ほとんど使わない

安野光雅さんの絵は、原色や強い色をほとんど使いません。淡い色調の水彩で、細かく描き込みながらも、全体は落ち着いています。

『旅の絵本』は、文字のない絵本です。ヨーロッパや日本の町並みを、一人の旅人の視点で描いていきます。シリーズは全10冊まで続き、最後の一冊は遺稿から編まれました。

国際アンデルセン賞、菊池寛賞を受け、文化功労者にもなっています。2020年、94歳で亡くなりました。

暮らしの中の絵
強い色を使わなくても、絵は長く見ていられます ― Photo by Mermaid nao

弱い色の強さ

派手な色は、目を引きます。でも毎日壁にかけて、何年も一緒に暮らすとなると、話は変わります。淡い色のほうが、飽きずに長くそばに置けることがあります。

安野光雅さんの絵が何十年も読み継がれているのは、その静けさのおかげだと思います。強くない色で、これだけ長く人のそばにいられる。制作をしていると、それがどれだけ難しいかがわかります。

Mermaid nao のオーダーアートでも、あなたが長く一緒にいられる色の強さを、いつも考えています。


【参考にした情報・引用元】

ウィキペディア(安野光雅さん)
町田市ホームページ(安野光雅さん)
絵本ナビ(安野 光雅 作品一覧・著者プロフィール)

https://ja.wikipedia.org/wiki/安野光雅さん
https://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/bunka_geijutsu/cul/cul08Literature/yukari-sakka/50on/annomitsumasa.html
https://www.ehonnavi.net/author.asp?n=556


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PERSONAL ORDER ART / BUSINESS ART

Mermaid nao(マーメイド ナオ)は、対話を通して受け取った想いを、色・形・光を重ねて一枚の原画にしています。描いているのは、命の可能性と美しさ。事業のご依頼であれば、その事業が大切にしている価値です。額装込みでお届けしています。

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