
お店や事務所が開く日には、玄関先や受付に、たくさんの花が並びます。
開業祝い・開店祝いの定番といえば、胡蝶蘭や観葉植物です。胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」という花言葉があり、昔からお祝いの贈り物として選ばれてきました。
その選び方のひとつに、絵を贈るという方法もあります。
この記事では、開業祝い・開店祝いの基本と、絵を贈るときに気をつけたいことを書いていきます。
開業祝い・開店祝いの基本
贈る時期
開業日の前日から1週間ほど前までに届くようにするのが、一般的な目安とされています。
開店の前日から当日を目安にする考え方もあります。開業の直前は準備で忙しいことが多いので、届ける日を先に相手に確かめておくと安心です。
金額の目安
三越伊勢丹グループのギフトガイドでは、次のような目安が紹介されています。
- 友人・知人:5,000〜10,000円
- 親戚:10,000〜30,000円
- 取引先・上司:10,000〜50,000円
- 法人:5,000〜50,000円(規模や業種で変わる)
あくまで目安で、関係の深さや地域によっても変わります。
避けたほうがよいとされるもの
赤い品物や、火を連想させるものは、赤字や借金を連想させるとして、開業祝いには向かないとされています。
ほかにも、香りの強いもの、大きすぎるもの、賞味期限がとても短い食べものは避けたいもの、と紹介されています。
飲食店では衛生面や置き場所、クリニックでは香りなど、業種ごとの事情もあります。
のし
紅白の蝶結び(もろわな結び)の水引に、「御開店祝」「御開業祝」「御祝」などの表書きが使われます。

絵を贈るときに気をつけたい5つのこと
1. 大きさ
開業したばかりのお店や事務所は、置き場所が決まりきっていないことも多いものです。大きすぎる絵は、飾る場所に困らせてしまうことがあります。
受付やレジ横、デスクのそばに置ける小さめのものや、壁に掛けても台に立てても飾れるものだと、相手を迷わせにくくなります。
2. 色
先に書いたように、赤い品物は開業祝いに向かないとされることがあります。
一方で、紅白のようにお祝いを表す色でもあり、絵の場合は一概には言えません。赤を中心にした絵を贈りたいときは、相手がそうしたことを気にされる方かどうかで選ぶのがよいと思います。
わたしの作品にも赤やオレンジを使ったものが多くあります。赤一色ではなく、青や緑、金と重なり合っている作品は、赤だけが目に入る印象にはなりにくいものです。
3. 手入れがいらないこと
絵は水やりがいらず、香りもありません。花が終わったあとも、そのまま飾っておけます。香りに気をつかう飲食店やクリニック、サロンにも置きやすい贈り物です。
4. なぜその絵なのか
絵は、贈る理由が伝わると、飾られ方が変わります。
作品のタイトルや、絵に込めた言葉が添えてあると、受け取った方が「なぜこの絵なのか」を知ることができます。来店したお客様にも、その話をしてもらえるかもしれません。
5. 届くまでの時間
すでにある作品なら、すぐに届けられます。
オーダーで描いてもらう場合は、制作の時間がかかります。開業日に間に合わせたいときは早めに相談し、間に合わないときは「開業から少したったお祝い」として贈るのもひとつの方法です。
オーダーで開業祝いの絵を贈るとき
わたしは、お話を聞いて描く、A portrait without formを描いています。
贈り物としてのご依頼では、贈られる方のこと(年代や雰囲気、お仕事など、話せる範囲で)、贈る方とのご関係、お渡ししたい時期をうかがいます。ヒアリングでは、贈る想いも一緒にお聞きして、一枚にしていきます。
会社や事業そのものを描く場合は、BUSINESS ARTとして、その事業が大切にしてきたことや、これから向かいたい先を一枚の原画にしています。
制作は、ご入金を確認してから始め、通常1〜2か月ほどで発送しています。開業日に合わせたい場合は、その日から逆算して早めにご相談いただけると、間に合わせやすくなります。
撮影スタジオを経営されている方からは、こんなお話をうかがいました。
「うちに来るモデルさん達も作品を見て欲しいという方もおられますよ。癒やされるんでしょう。僕もです。」(60代男性)
お店や事務所に置いた絵は、持ち主だけでなく、そこを訪れる方の目にも入ります。
花が開業の日を祝う贈り物だとしたら、絵は、そのあとの毎日のそばに残る贈り物なのだと思います。
料金とサイズは料金のページに、贈り物としてのご依頼についてはFAQにもまとめています。
【参考・引用】
弥生株式会社(会社設立や開業・開店祝いの贈り物は?プレゼント金額やマナーを紹介)
三越伊勢丹グループ(開店・開業祝いのマナーガイド|縁起物・招き猫・のし紙の書き方・おすすめギフト)
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