
インドに「ホーリー祭」という春のお祭りがあります。人々が色のついた粉を、たがいに塗り合い、かけ合うお祭りです。色をあつかう仕事をしていると、この光景がずっと気になっています。
善が悪に勝つことを祝う
ホーリーは、春の訪れを告げるヒンドゥー教の大切なお祭りです。由来のひとつは、悪魔の王と、信心深いその息子プラフラーダの神話です。息子を火で焼こうとした悪魔の妹ホーリカーが、逆に焼け死んでしまう。善が悪に勝ったことを祝う日、とされています。
色を塗り合うのは、焼けたホーリカーの灰が降りかかったことを表している、という説があります。また、いたずら好きのクリシュナ神が、恋人ラーダの顔に色を塗った話に由来する、とも言われています。
もとは、薬草の粉だった
ホーリーで使う色粉は「グラール」と呼ばれます。もともとは、インドセンダンやターメリックなど、アーユルヴェーダ(インドの伝統医学)の医師がすすめる薬草からつくられていました。
色をかけ合うことには、季節の変わり目に体を守る、という意味もあったと伝えられています。色が、祈りと、季節の養生の両方を兼ねていたことになります。

色を浴びる、という体験
絵は、色を「見る」ものです。ホーリーは、色を「浴びる」お祭りです。全身に色がついて、身分や立場の違いも一日だけ見えなくなる、と言われます。
色にそれだけの力があると考えられてきたことは、絵を描く側として励みになります。一枚の絵の色も、見る人の一日の気分を少し変えられるはずだ、と思えます。
Mermaid nao のオーダーアートでも、あなたが春のように感じられる色を選ぶことがあります。
【参考にした情報・引用元】
ウィキペディア(ホーリー祭)
Bharat Hub(インドのカラフルな春の祭典ホーリー祭の歴史と魅力・注意点)
インド料理ムンバイ(春の訪れを祝うインドのお祭【ホーリー】)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ホーリー祭
https://bharat-hub.com/india-holi/
https://mumbaijapan.com/journal/holi-festival-of-colors/
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