山形での日々 ― 見ているもの

山形に戻ってきてから、日々の中で目が留まるものが増えました。

絵の色や形は、そういう小さなものから来ています。最近のことを、いくつか書いておきます。

台所で、サーターアンダギーを揚げる

宮古島にいた頃におぼえた、沖縄の揚げ菓子です。

生地を落とすと、油の中でゆっくり色が変わっていきます。白から、きつね色へ。

ちょうどいい色になる瞬間があって、そこをよく見ています。

手作りのサーターアンダギー
揚げたてのサーターアンダギー。色が決まる瞬間を見ています ― Photo by Mermaid nao

犬は、日の当たる場所を知っている

家の犬は、時間帯によって寝る場所を変えます。

朝はこの窓ぎわ、昼は和室のこのあたり、と、光の動きに合わせて移動しています。

教わったわけではないのに、いちばん気持ちのいい場所を体で分かっている。制作していて煮詰まったとき、犬の隣に座らせてもらうことがあります。

日なたで眠る犬
和室の日なたで眠る犬。光の居場所を知っています ― Photo by Mermaid nao

金魚とタニシ

家に金魚とタニシがいて、こまめに水を替えています。

水をかえたあとは、鉢の中の色がよく見えます。オレンジ、黒、金。底の石のピンク、水草の緑。
最近は、この子たちを眺めている時間に、ずいぶん癒されています。

家の金魚鉢
家の金魚。水を替えたあとの色 ― Photo by Mermaid nao

神社に、よく行く

用がなくても、神社に寄ります。

鳥居をくぐって、石段をのぼって、木のあいだを歩く。それだけで、頭の中がすこし片づく感じがあります。

制作に入る前に行くこともあります。何かをお願いするというより、自分の輪郭を思い出しに行くような時間です。

山形で、見ているもの

揚げ菓子の色、犬のいる日なた、金魚鉢の色、神社の木漏れ日。

その日に目が留まったものが、しばらくして、絵の色になっていることがあります。


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PERSONAL ORDER ART / BUSINESS ART

Mermaid nao(マーメイド ナオ)は、対話を通して受け取った想いを、色・形・光を重ねて一枚の原画にしています。描いているのは、命の可能性と美しさ。事業のご依頼であれば、その事業が大切にしている価値です。額装込みでお届けしています。

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