
『あなたの命は、まだもっと光を放てる。』
命はひとつの生だけで完結せず、歴代の魂のバトンを受け取りながら、今ここに息づいている。その記憶を背景に、まだ発揮していない魂の力を呼び覚まし、もう一段上の光を放ちたいと願うすべての方へ描いた一枚です。
作品に込めた想い
あなたはすでに持っている。恐れず光を放ちなさい。その命は大きな流れの中で守られている――作品全体に流れる深い肯定の波動は、このメッセージを視覚化したものです。
コンセプト・背景
ブルー、グリーン、桜色、金のニュアンスが溶け合い、魂の継承、生命エネルギーの循環、血流のような命の脈動、そして再誕と覚醒の瞬間を象徴しています。
技法・色彩・表現
複数のレイヤーを重ねることで、海の深層のような時空の壮大さと、血流のような生命の動きを同時に表現しました。ブルーとグリーンは内なる海を、桜色は生命の誕生や記憶を、金は魂が持つ尊厳と継承の光を示しています。色が溶け合うことで、ひとつの命に多次元的なエネルギーが同時に存在していることを描き出しました。
制作にあたって
人が生きる上で最も大切な内側の炎、Inner Flareを思い出してほしいと願いながら制作しました。外側の評価ではなく、自分の命そのものが持つ光へ立ち返ること。その光を恐れずに放つこと。
作品に触れた方が、自分の中に眠るエネルギーが再び巡り始める感覚を得られますように。
同じ作品を再びお届けすることはできませんが、パーソナルオーダーアートでは、お一人おひとりとの対話を通して、あなただけの一枚を描かせていただきます。作品のご利用について
この作品にまつわる、読みもの
「フレア」という言葉
作品名の「インナーフレア」の「フレア(flare)」は、英語で、ぱっと燃え上がる炎や、ゆらめく光のことです。太陽の表面で起きる大きな爆発も「太陽フレア」と呼ばれます。
この作品では、内側からふつふつと湧き上がり、ときに燃え上がる命の光を描きました。
わたしたちの中にある「海」
この作品の青と緑は、内なる海をあらわしています。
人の体の大部分は水でできていて、大人では体重のおよそ6割が水分だといわれます。血液や涙が少ししょっぱいのも、わたしたちの体の中に、小さな海のようなものがあるからかもしれません。
地球の表面のおよそ7割は海におおわれています。海の深いところは、太陽の光がほとんど届かない、静かな世界です。この作品の幾重にも重ねたレイヤーは、その深い海のような時間と空間の広がりを感じながら描きました。
水辺が心にもたらすもの
海や川、湖など、水のある場所にいると、気持ちが落ち着く。そう感じたことのある人は多いのではないでしょうか。
ヨーロッパでは、こうした水辺の環境を「ブルースペース」と呼び、健康との関係を調べる研究が進められてきました。イギリス・エクセター大学などの研究では、海の近くに住む人ほど、自分の健康状態をよいと感じる傾向があることが報告されています。
アメリカの海洋生物学者ウォレス・J・ニコルズは、著書『Blue Mind』(2014年)で、水のそばにいるときの、穏やかで満たされた心の状態を「ブルーマインド」と名づけました。
静かな海と、燃える炎
この作品では、青と緑の海の中に、桜色の命の誕生や記憶、金色の魂の尊さを重ねています。静かな海と、内側で燃える炎。正反対に見えるふたつは、どちらも命の姿です。
穏やかな心の奥にも、ちゃんと燃えている光がある。この絵を見るたびに、あなたの中の海と炎を、感じていただけたらうれしいです。
【参考にした情報・引用元】
厚生労働省 e-ヘルスネット(人体と水)
Wheeler, B. W. ほか(Does living by the coast improve health and wellbeing?/Health & Place, 2012)
Wallace J. Nichols『Blue Mind』(2014)

