2000年に公開された日本映画です。
赤川次郎の長編デビュー作である原作の小説は1977年刊行されました。
本作は深田恭子さんの映画初主演作品です。
check!
劇中ではピアノを披露、
エンディングでは主題歌を担当されています。
深キョンの歌声は、My Little Loverをもっと甘ったるくしたような綺麗で可愛い歌声です。
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nao
深キョンの歌声は初めて聴いたなぁ。可愛い
ストーリー
手塚学園高校演劇部部長の結城真知子(深キョン)は、
自殺した親友の山崎由子(黒澤優)が遺した台本を学園祭で上演したくて神父様(=学園長)に直談判。
無事に上演許可が降りるも
それから周囲で恐ろしい事件が次々と起き始める、というもの。
「青い瞳の天使」
このお芝居は80年前に実際にあったお話しで、
今やこの学園の伝説となった物語です。
初代学園長のお嬢さんで音楽教師の澄子と、ドイツから美術教師として招かれた、オイガン・メトカフとの悲しい恋の物語です。
ー悲しい恋?
あ、一年生はまだ知らないか。
いわゆる、不倫ってやつ。
メトカフには、ドイツに妻子がいたの。
で、お決まりの周囲からの猛反対にあって引き離されたの。
でも、どんな障害も、澄子の想いを止める事は出来なかった。
澄子は、会えなくなったメトカフに想いを伝えたくて、彼が大好きだったドビュッシーの月の光を毎日演奏したの。
ところが、ある日突然ピアノの音が途絶えてしまったの。
お父さんの初代学園長が、ピアノを講堂から礼拝堂へ移してしまったの。
それでも澄子は引き続けたんだけど、メトカフの元にピアノの音は届かなかった。
メトカフは、澄子の愛が冷めてしまったと誤解して、澄子へ贈る最後の絵、「青い瞳の天使」を描き残し、姿を消してしまったの。
ーあ、それって学校に飾ってあるあの絵ですか?
そう。
ーそれで澄子は?
メトカフが去った事を知った澄子は、校舎から身を投げて、、。
ーもしかして、由子先輩と同じ?
うん、、
ーだから許可が降りなかったんですね。
その後、学園長は娘への謝罪を込めて、ピアノを講堂へ戻し、二度とその場所から動かないように、ピアノの脚を釘で打ちつけたの。
ー講堂に置いてある、あの張り付けのピアノ?
キーワードは
罪の重さも、この喜びにはもう勝てない。
「青い瞳の天使」に隠された罪と喜びとは?
真知子の周囲で起こる、連続殺人事件の真相は?
予想外の展開が次々と降りかかる、
ミステリーサスペンスです。
※ホラーっぽいですがホラーではありません。
nao的おススメシーン
デビュー4年目、18歳の深キョン
まだまだ初々しくて幼く可愛い深キョンを拝見できます!
高校生役ということもありメイクは超薄っいのですが
お目目くりくりキラキラでとっても可愛いです!
深キョンのピアノと歌声も聴ける映画なので、深キョンファンにはたまらないでしょう。
加藤&内田のイケメンたち
深キョン演じる真知子の
- 演劇部顧問役に加藤雅也さん
- 謎めいた転校生役に内田朝陽さん
がご出演なさっています。
御二方とも超ー!カッコよくて目の保養になります。
思わずぼーっと見惚れてしまいます。
他に、
演劇部生徒役で
がご出演されているので、探してみてはいかがでしょうか?
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nao
ワクワク
他にイケメンで言うと
セイン・カミュさんも重要な役どころで出演しておりましたが、
役が役だけにあまりイケメンには見えませんでした、、残念。
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nao
役が残念すぎる。
セイン・カミュさんの役どころ
美術教師デビット・ソンヒル
- 生徒に手を出し孕ませる。
- 妊娠が分かったら冷たくあしらう。
- 都合の悪い時にはいち早くその場を去る。
- 脅されると叫びまくり暴れる。
- 好意を寄せる女子生徒を突き飛ばす。
だいたい奇行で最初から不審人物でした。笑
犯人か?と思ったらあっさり落ち武者のように殺される。
セイン・カミュさんご自身がイケメンなお方だけにとっても残念な役どころでした。
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nao
次回は王道なイケメン役が観たいです。
ラストシーンの父と娘
物語終盤、
娘・真知子の演劇によって
自分の悪事を認める事となった父・結城正造(根津甚八)。
正造は学園長に脅され、贋作を描き続けていたのです。
そんな父に真知子は演劇の台詞として
メトカフ様
どうしてあなたは消えておしまいになったの?
…お父様、、
お父様が告白して下さった真実を恨んではおりません。
真実は私の魂を救ってくれました。
どうか、お父様の魂も救われてください。
そして愛の誠を貫くために、この手で全て終わらせてゆく、私の我儘をお許しください。
と涙ながらに伝えるシーンがとても良かったです。
親友が遺した台本をめぐり巻き起こる殺人事件を解いた先で
まさか自分の父も事件に関わっていたと知る事になるとは、、。
友人3人が殺され
実の父も事件の関係者であったという残酷な現実に遭遇しながらも
自分の正義を貫く
真っ直ぐな瞳の真知子にぐっときました。
父と娘の心が通い合う
哀切なクライマックスシーンは一番の見どころです。
まとめ:硬派な教師はキスまで
この映画にラブ要素は2割しかありません。
全体の8割がミステリー&サスペンス。
ラブ要素の2割の内容は
- 女子高生、デートに誘われキャッキャする
- 女子高生、教師にちょっと恋をする
- 女子高生、転校生にちょっと告られる
- 女子高生、移動の教師にキスをする
というラインナップ。
時間も全てまとめて5分程度でしょう、
おそらく。
※
セイン・カミュさんが演じた
デビット・ソンヒルが生徒に手を出し孕ませたという内容はラブ要素には含めていません。
ただの淫行ですからね。
ラブではないです。
深キョン演じる真知子は
演劇部顧問の倉林先生に想いを寄せていたのですが
硬派な倉林先生は最後まで真知子に手を出しません。
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nao
誠実な教師です。
が!
しかし最後に真知子とキスをします。
ー何やってんだー?
先生どこ行っちゃうのー?
ー南のほう。
今度生まれ変わったら、私、先生の最初になる。
私の事、一番に探して?
ーああ、探すよ、きっと。
ブチュ!
ー必ず見つけるよ、お前を。
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nao
ン?
映画オワッタゾ‥
あれだけ硬派な先生がやーっとブッチュしたと思ったらナンダヨー!
そんなキスずるいよー!
だろ!!!そのキスはぁああああああああ
と思いモヤモヤしましたね。
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nao
モヤッ
いやー私は聞き分けが無いので大人の男の人嫌いです。
キスするくらい好きなら連れてってください。
てか真知子
友人が3人も一気にいなくなっちゃって
パパも逮捕されて大変なんです。
これからしばらく絶対キツい。
いやまじ連れてけよ倉林。
と凄く思いましたね。
この物語の黒幕登場のシーンもなかなか面白かったです。
ハラハラしますよお。
ゾーッと、、
2時間ドラマや火曜サスペンス劇場、
刑事ドラマやミステリー作品が好きな方は楽しめるのではないでしょうか。
以上!
映画レポでした。
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