心拍 / Heartbeat

『君が君の命を生きることに君以外の正解なんてあるわけないんだから。』

お腹に宿る小さな命を、初めて見たときの感覚を描いた一枚です。命への祝福と、優しく見守る愛と祈りのエネルギーを込めました。

作品に込めた想い

「命のはじまり」と「愛に見守られる安心感」をテーマにしています。お腹に小さな生命を初めて見た瞬間に感じた驚きと祝福、その存在が放つ静かな力を色彩に託しました。生命は誰かと比べられるものではなく、ただその存在そのものが正解であり、祝福に値するものです。

コンセプト・背景

「生命はそれだけで祝福である」という祈りを込めました。悲しみや不安に包まれる瞬間も、根源的なぬくもりと愛の中で人は育まれてきたことを思い出してほしい。ご覧くださる方が、自分自身や大切な存在の命を優しく抱きしめ、守られているぬくもりを感じ取るきっかけとなることを願っています。

技法・色・視覚表現

柔らかなブルーやピンクを中心に、重ねられた多層的な色彩が静かな揺らぎを生み、生命を包むあたたかな胎内のぬくもりを表現しています。淡い光のヴェールの中に浮かぶ円形のモチーフは、新しい命の鼓動を象徴し、ご覧くださる方に安心感と静けさをもたらします。

制作にあたって

きみが君の命を生きることに、君以外の正解なんてあるわけない。この作品には、そんな祈りを込めました。心配ごとがあったら、いつでも大きくてあたたかいエネルギーに包まれていたことを思い出すといい。あなたの生きる時間が、いつでも祝福に満ち溢れていますように。

この作品は非売品として、大切に手元に置いている一枚です。パーソナルオーダーアートでは、お一人おひとりとの対話を通して、あなただけの一枚を描かせていただきます。作品のご利用について

この作品にまつわる、読みもの

心拍がつなぐ、命のはじまり

この作品《心拍》では、やわらかなブルーやピンクの光のヴェールの中に、新しい命の鼓動をあらわす円いかたちを描きました。命を包む、あたたかな胎内のぬくもりをイメージしています。

お母さんのおなかの中で、赤ちゃんの心臓は、妊娠のごく早い時期から動きはじめます。まだ小さな体の中で、とくとくと刻まれる鼓動。それは、命がここにあることを伝える、いちばん最初の音です。

ピンクとブルーの、意外な歴史

赤ちゃんの色といえば、女の子はピンク、男の子はブルー。いまではそう思う人が多いかもしれません。けれど、この組み合わせは、昔からのものではありませんでした。

アメリカの服飾史研究者ジョー・B・パオレッティは、著書『Pink and Blue』(2012年)で、19世紀の赤ちゃんは男の子も女の子も白い服を着ることが多かったこと、20世紀のはじめには「男の子にはピンク、女の子にはブルー」とすすめる雑誌もあったことを紹介しています。色の意味は、時代とともに移り変わってきたのです。

この作品のピンクとブルーは、男の子や女の子のための色ではありません。あたたかさと、静けさ。ふたつの色が重なり合って、命を包むやさしい光になっています。

絵を見ると、体がゆるむ

絵を見ることは、心だけでなく、体にもはたらきかけることがわかってきています。

イタリア・ローマ第三大学のマスタンドレアらの研究(2019年)では、美術館で具象画を鑑賞した人の血圧が、鑑賞の前より下がったことが報告されています。美しいものを前にして、ほっと息をつく。そのとき、体も静かにゆるんでいるのです。

あなたの鼓動を思い出す絵

毎日いそがしく過ごしていると、自分の鼓動に耳をすませることは、ほとんどありません。けれど心臓は、わたしたちが生まれる前から、一度も休まずに動き続けてくれています。

この絵を見るたびに、あなたの中で刻まれている、たったひとつの鼓動を思い出していただけたらうれしいです。

【参考にした情報・引用元】

Jo B. Paoletti『Pink and Blue: Telling the Boys from the Girls in America』(2012)
Mastandrea, S. ほか(Visits to figurative art museums may lower blood pressure and stress/Arts & Health, 2019)

非売品

この作品は販売していません。

似た雰囲気の作品について相談する

PERSONAL ORDER ART / BUSINESS ART

あなたの「大切にしたいこと」を、色と光を重ねた一枚の原画に。
山形のアトリエから、額装とレターを添えてお届けします。
個人の方も、事業の方も。まずは無料のご相談(オンライン約20分)から。

オーダーについて見る 作品を見る

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Xでフォローしよう

おすすめの記事